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2026/05/20
活用事例

飲食店のLINE活用法5選|予約とリピートを仕組み化する施策

一度来てくれたお客様が、気づくと他の店に流れている…

グルメサイトの掲載料を払い続けているけど、リピートに繋がっている実感がない…

飲食店のオーナー・店長の方からよくいただくご相談です。

本記事では、飲食店でLINE公式アカウントとLステップを使い、来店予約・リピート促進・新規集客を同時に進めるための具体的な活用法を5つに整理しました。100社以上のLINE構築を支援してきたLステップ認定コンサルタントの立場から、現場で実際に効いた施策と、導入時の注意点までお伝えします!

飲食店がLINE公式アカウントを使うべき3つの理由

飲食店の集客環境は、グルメサイトの掲載料の高騰、SNSアルゴリズムの変化、紙チラシの効果低下が同時に進む中で、構造的に厳しくなっています。

LINE公式アカウントとLステップは、新規集客を外部依存から自社資産にシフトしながら、リピートを継続的に作れるチャネルとして、ここ数年で導入が進んでいます。

① グルメサイト依存からの脱却が業界課題

食べログ・ぐるなび・Rettyなどのグルメサイトは依然として強力な集客チャネルですが、月額掲載料の継続支払いと、サイト経由のお客様がそのままサイトのリピーターになる(=お店のリピーターになりにくい)構造的な悩みを抱える飲食店も少なくありません。

LINE公式アカウントを軸にした自社集客を整えると、グルメサイト経由のお客様も、店舗の友だちリストに変換できるようになり、次回以降の来店動機は自社で直接作れるようになります。

② 来店動機は継続的に作り続けないと忘れられる

飲食店の利用は、外食意欲がある日に「どこで食べるか」を選んでもらう競争です。お客様は何十、何百という選択肢の中から決めるため、店舗の存在を忘れた瞬間に競合に流れていきます。

LINEで定期的にお店の情報を届け続けると、忘れられる前に思い出してもらえる接点が作れます。週1回・月4回程度の配信で、毎週の外食シーンの中に自店の選択肢を入り続けるイメージです。

③ 既存客のリピート率がそのまま利益を左右する

飲食店の売上構造を分解すると、新規よりも既存客のリピート売上が利益に直結します。新規獲得には広告費やグルメサイトの掲載料がかかる一方、LINEの友だちに配信するときの追加費用はほぼかかりません。

リピート率を10%引き上げるだけで、月の売上が大きく変わる業態だからこそ、リピートを仕組みで作る運用が利益経営の核になります。

ここがポイント
グルメサイト頼みになる、お客様に忘れられる、リピートが続かない。飲食店の集客で課題となるこの3点は、LINE運用ひとつでまとめて解決することができます。

飲食店のLINE運用で押さえたい3つの軸

飲食店でLINEを始めるなら、最初に下記の3軸を意識して設計しましょう。

目的 主な施策
リピート促進 既存客の来店間隔が空く前に思い出してもらう 属性別配信、誕生日キャンペーン、来店後ステップ配信
新規集客 グルメサイト・SNS経由の新規をLINE友だちに変換する 店内POP、レジ横QR、紹介キャンペーン
業務効率化 予約・問い合わせ対応の電話工数を減らす 予約フォーム、自動応答、キャンセル受付

この3軸はバラバラに動かさず、ひとつのLINE公式アカウントの中で同時に進めます。

Lステップなどの拡張ツールを使うと、お客様ごとに目印(タグ)をつけて、来店頻度・好みのメニュー・利用シーン(ランチ/ディナー/宴会)別に配信を組み分けられるようになります。

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飲食店のLINE活用法5選

ここからは、飲食店で実際に効果が出やすい使い方を5つご紹介します。

① 来店予約をLINEで完結させる

電話予約は、ピーク時間にスタッフが取れない・聞き間違いが起きる・予約台帳が二重管理になるなど、現場の負担が大きい業務です。LINE上で予約フォームを完結させると、24時間自動受付・自動リマインド・キャンセル対応まで仕組みで回せます。

予約フォーム設計のポイント
  • 「来店希望日時」「人数」「ご連絡先」「コース希望(あれば)」など、予約確定に必要な5項目程度に絞る
  • 予約日の前日に自動リマインドを送り、当日キャンセルを減らす
  • 平日と週末で予約フォームURLを分ける運用も有効

電話対応をなくしたい店舗は、Googleカレンダー連携やGoogleレビュー連動など、店舗業務全体の自動化に踏み込む選択肢もあります。

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② 来店後のお礼+次回来店動機のステップ配信

来店後、「ありがとうございました」と送るだけで終わらせるのはもったいないです。お客様の中の店舗の印象が最も鮮明な時期に、次の来店動機を作る配信を組みます。

来店後のステップ配信の例
  • 来店当日:「本日はご来店ありがとうございました」のお礼+アンケート
  • 来店3日後:お客様が頼んだメニューに合わせた「次回おすすめメニュー」紹介
  • 来店2週間後:「そろそろお腹空いていませんか?」のさりげない来店提案
  • 来店1ヶ月後(未来店者向け):「お久しぶりです」+限定クーポン

このようなステップ配信を手作業で送るのは現実的でないため、Lステップなどの拡張ツールで自動化するのがおすすめです。

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③ 属性別セグメント配信で「自分宛て」を作る

全員に同じ内容を一斉配信していると、どんどん開封率が落ちてしまいます。LINE上でお客様ごとに目印(タグ)をつけて、属性別に配信内容を分けるのが基本です。

飲食店でよくあるセグメント分けは次のとおりです。

飲食店の属性別のセグメント例
  • 来店頻度別:月1〜2回の常連/3ヶ月以上ご無沙汰/初回来店後リピートなし
  • 利用シーン別:ランチ利用中心/ディナー利用中心/宴会・コース利用
  • 好みのメニュー別:肉好き/魚好き/日本酒好き/ワイン好き
  • 客層別:ファミリー/カップル/ビジネス/一人飲み

属性に合った内容を配信すると、「自分のための情報を送ってくれるお店」という印象が積み上がり、リピート率に直結します。

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④ 誕生日・記念日キャンペーンで「特別な日」を作る

飲食店のリピート促進で最も即効性があるのが、誕生日・記念日キャンペーンです。お客様の誕生日が近づいたら、LINEで自動的に特典付きメッセージを送る設計にします。

誕生日キャンペーン設計の例
  • 誕生月の1日:「今月お誕生日ですね!誕生月限定の特別クーポンをプレゼント!」
  • 誕生日の1週間前:「来週がお誕生日ですね。記念日のご予約はお早めに」
  • 誕生日当日:「お誕生日おめでとうございます!本日ご来店でデザートプレートサービス」

友だち追加時のアンケートで誕生日を聞いておくだけで、毎月の自動配信ができるようになります。設定はLステップで1回作るだけで、その後は手作業ゼロで運用できます。

⑤ クーポン配信と曜日別の来店動機作り

平日や閑散時間帯の集客は、飲食店の継続的な悩みです。LINE登録者限定で曜日別・時間帯別のクーポンを配信すると、空席を埋めながら来店動機を作れます。

曜日別クーポン配信の例
  • 月曜:「マンデーランチ20%オフ」
  • 水曜:「レディースデー:女性ドリンクサービス」
  • 雨の日:「天気予報で雨マークの日限定、唐揚げサービス」(曜日に縛られない瞬発系)

ただしクーポン配信に偏ると「広告チャネル」と認識されて開封率が落ちます。後述の失敗パターン①でも触れますが、メニュー紹介・スタッフ紹介・季節の食材情報などのお役立ち配信とバランスを取りましょう。

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飲食店がLINE運用で失敗する3つのパターン

100社以上の支援実績をもとに、飲食店のLINE運用がうまくいかないパターンを整理しました。

失敗① クーポン配信ばかりで広告慣れされる

「半額キャンペーン」「ドリンク無料」のような告知ばかり配信していると、お客様は「広告チャネルだな」と判断して開封しなくなります。クーポンを送るのは問題ありませんが、季節食材・スタッフ紹介・新メニュー開発の裏話など、お役立ち配信とのバランスを取りましょう。

目安は「クーポン配信1回につき、お役立ち配信2回」のペース配分です

失敗② グルメサイトとの動線設計を考えずに始める

グルメサイトを一気にやめてLINE一本に切り替えると、新規流入が止まって月の集客が落ち込みます。当面はグルメサイトを新規獲得の入口として残しつつ、来店したお客様をLINEで囲い込みます。LINE経由のリピート売上が積み上がってきた段階で、グルメサイトの掲載プランや出稿量を段階的に減らし、最終的に脱却していくのが現実的なステップです。

レジ横にLINE登録のQRコード、メニュー表の最後にLINE案内を配置するだけで、グルメサイト経由のお客様もLINE友だちに変換できます。

失敗③ 配信運用が止まる

LINE運用が数ヶ月で止まってしまうお店に共通するのが、配信担当を明確に決めずに始めたケースです。配信頻度・承認フロー・トラブル時の連絡経路を最初に整え、メイン担当とバックアップ担当の2人体制で運用するのがおすすめです。

週1配信を継続できる体制を最初に作ることが大切です。

ここに注意
LINE公式アカウントとLステップは「設定して終わり」のツールではありません。配信運用と毎月の数値振り返りを続けられる体制が組めない場合は、外部の運用代行を活用することも検討しましょう。
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飲食店のLINE運用 導入5ステップ

混乱なく導入するための進め方を、5ステップにまとめました。

ステップ 内容 目安期間
STEP1 目的の優先順位を決める(リピート促進/新規集客/業務効率化のどれを最初に動かすか) 1週間
STEP2 LINE構築の設計図を作る(属性タグ・配信シナリオ・予約フォームの骨格) 2〜3週間
STEP3 LINE公式アカウント開設+Lステップ契約(既存のPOS・予約システムとの併用も検討) 1〜2週間
STEP4 リッチメニュー・誕生日キャンペーン・属性別配信シナリオの初期構築 3〜4週間
STEP5 店内POP・レジ横QR・メニュー表でのLINE登録導線整備とテスト運用 2〜3週間

最初の月で5つの施策をすべて動かす必要はありません。まずは「① 来店予約のLINE完結」と「④ 誕生日キャンペーン」の2つから始めて、運用が安定したら属性別配信や曜日別クーポンに広げていくのがおすすめです。

よくある質問

Q1. 何から始めればよいですか?

「来店予約のLINE完結」と「誕生日キャンペーンの自動化」の2つから始めるのがおすすめです。予約電話の負担削減と既存客のリピート率改善という、すぐに効果が見える施策で運用に慣れてから、属性別配信や曜日別クーポンに広げていきます。

Q2. グルメサイト(食べログ・ぐるなび等)との併用は?

まずは併用するのが現実的です。グルメサイトは新規入口として残し、来店した方をLINE友だちに変換する併用設計を組みましょう。レジ横にQRコード、メニュー表にLINE案内、来店後のお礼メールにLINE登録リンクを入れるだけで、グルメサイト経由のお客様もLINE資産に変わります。

「グルメサイトを完全に解約する」のは、LINE経由の新規来店が安定した後、半年〜1年かけて慎重に判断するのが安全です。

Q3. 個人店でも運用できますか?

可能です。Lステップのフリープランから始めて、配信本数の上限(月200通)に近づいたら有料プランへ切り替える進め方が、個人店のスタートとしておすすめです。誕生日キャンペーンとリッチメニューだけでも、十分にリピート率の改善効果が出るケースが多くあります。

まとめ

飲食店のLINE運用は、グルメサイト依存から抜け出して、リピートと新規集客を自社で作れる仕組みを整える手段です。「電話予約に追われている」「リピート率を上げたい」「グルメサイト掲載料を抑えたい」という悩みは、5つの活用法を一つずつ動かすだけで、半年後のお店の景色が大きく変わります。

「自店で何から始めるべきか具体的に整理したい」「グルメサイトとの併用設計を相談したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。100社以上の支援実績を持つLステップ正規代理店の認定マーケターが、貴店の状況に合わせた最適な運用プランをご提案します!

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