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2026/05/18
業種別活用事例

【保育園・幼稚園向け】LINE公式アカウントの活用法7選〜園児獲得・業務改善・保育士採用を1本のアカウントで進める導入ガイド〜

園児の確保は年々難しくなり、保育士さんの人手不足も深刻になっています。この2つの悩みをまとめて解決する方法として、保育園・幼稚園でじわじわ広がっているのがLINE公式アカウントです。

本記事では、実際に園で成果が出ている使い方を7つに整理し、すでに連絡帳アプリを入れている園が追加で導入すべきかの判断基準、始めるまでの手順、運用で気をつけたいことまで、100社以上のLINE構築をお手伝いしてきたLステップ認定コンサルタントの立場からお伝えします!

保育園・幼稚園のLINE公式アカウントが注目されている背景

園児の確保が年々難しくなっている

少子化と共働き世帯の増加で、保育園・幼稚園を取り巻く状況は大きく変わってきました。内閣府の少子化社会対策白書では出生数が減り続けていることが示されており、待機児童ゼロを達成した自治体が増えたことで、定員割れに悩む園も少なくありません。「来てくれるのを待つ」運営から「選んでもらう」運営へと、業界全体が舵を切り直している最中です。

園選びをする保護者世代は、ホームページを見に行く時間より、スマートフォンを開いている時間のほうがずっと長いのが実態です。検索してもらうのを待つのではなく、日常的にスマホを触っている時間の中で園の情報が目に入る…そんな届け方が必要になってきました。

保育士さんの人手不足と業務の重さ

厚生労働省の調査では、保育士の有効求人倍率は他の業種より高い水準が続いていて、現場の人手不足は慢性的な悩みになっています。さらに、保育士さんの1日の中で、保育以外の事務作業(保護者対応・電話応対・書類づくり等)が思った以上に時間を取っているのも、現場の方ならよくご存知だと思います。

朝の欠席連絡、行事日程の問い合わせ、急に天気が崩れた日の休園連絡など…これらが電話に集中することで、本来あてたい保育の時間が削られていくいった状況は、どの園にもあるはずです。

LINE公式アカウントは、この電話に集まっている業務を文字でのやり取りに置き換える受け皿になります。

ここがポイント
「選ばれる園にする」集客と、「保育の時間を守る」業務改善は、別々のテーマに見えて、LINE公式アカウント1本でまとめて手を打てる領域です。

保育園・幼稚園でLINE公式アカウントを使う3つのメリット

メリット① 保護者・入園希望者にきちんと届く

総務省『情報通信白書』では、LINEを使っている人の割合は全世代で9割前後、子育て世代の30〜40代では9割を超えて推移しています。プッシュ通知でほぼ確実に手元に届き、開封率はメルマガ業界平均(10〜20%)の3〜5倍にあたる60〜80%です。

園からの大事な連絡(休園のお知らせ、行事の変更、募集情報など)が「ちゃんと届いて読まれている」と確認できるだけで、保護者対応の安心感はかなり変わります。

メリット② 保護者・入園希望者・求職者に「分けて」情報を届けられる

LINE公式アカウントには、友だちごとに目印(タグ)を付けられる機能があります。

これを使うと、

  • 在園児の保護者には「来週の運動会の集合場所」
  • 入園を検討中の方には「次回の見学会のご案内」
  • 保育士の求職者には「採用説明会の日程」

というふうに、相手にとって必要な情報だけを届ける配信が組めます。

全員に同じ情報を一斉に送る運用だと、「自分には関係ない」と判断された瞬間にブロックされやすくなりますが、相手に合わせて分けて送ればその心配がほぼなくなります。

メリット③ 園の窓口を1つにまとめられる

LINE公式アカウントには、欠席連絡・見学予約・採用応募・問い合わせ・お便り閲覧といった園の入口を、ひとつにまとめられます。

保護者は新しいアプリを増やす必要がなく、職員は問い合わせを1か所で管理できるようになるので、お互いの手間を減らすことができます。

ここがポイント
LINEの強みは「届く」「分けられる」「まとめられる」の3つ。保育園・幼稚園に特有の集客・業務・採用の悩みと相性が良いのは、この3つが同時に効くからです。

保育園・幼稚園のLINE活用法7選

それでは、実際に保育園・幼稚園で成果が出やすい使い方を7つご紹介します。

すでに導入している園は自園と照らし合わせる材料として、これから検討する園は始める時の優先順位を決める材料として参考にしてください。

① 欠席・遅刻連絡の窓口にする

朝の電話対応は、保育現場でいちばん負担の大きい業務のひとつです。

LINE公式アカウントの中に「欠席・遅刻連絡」のボタンを置いて、お子さんの名前・日付・理由(体調不良/通院/私用など)を選んで送れる仕組みにすると、

  • 保護者は朝のバタバタした時間でも30秒で連絡を終えられる
  • 職員は電話に張り付かなくて済み、内容は文字で全員に共有される
  • 連絡の中身がデータとして残るので、後から「いつ・どの理由で休んだか」を集計できる

という3つの変化が起こります。

回答フォーム機能(Lステップなどの拡張ツール)と組み合わせれば、欠席理由ごとの件数や月ごとの推移まで自動で集計できるので、健康管理や行事日程の見直しにも役立ちます。

② 緊急時・休園のお知らせを一斉に送る

台風・大雪・インフルエンザによる学級閉鎖など、当日急に判断しないといけない場面で、保護者全員に電話をかけるのは現実的ではありません。

LINE公式アカウントなら、在園児の保護者全員に同じ内容を数十秒で送れて、誰が読んだかも配信レポートで確認できます。

普段はあまり出番のない機能ですが、いざという日にいちばん頼りになるのがこの一斉配信です。緊急用の文面を事前に用意しておけば、判断から配信までを5分以内に終わらせられます。

③ 園児募集・見学会のお知らせを「人によって」分けて送る

園児募集でよく起きるのが、「興味はあったけど、動くきっかけがないまま時間が過ぎてしまう」というパターンです。

LINE公式アカウントで友だちになってもらった保護者には、タグ機能を使って

  • 0〜2歳児の保護者向け:離乳食講座・ベビーマッサージ体験会
  • 3〜5歳児の保護者向け:就学準備セミナー・親子参加型イベント
  • 兄姉が在園している家庭向け:弟妹の優先入園枠のご案内

というふうに、その家庭の今の状況に合った内容を届けることで「自分のための情報だ」と感じてもらえる確率が大きく上がります。

④ 見学・体験予約を自動で受け付ける

見学・体験会の予約電話への対応が、大きな負担になっている園も少なくありません。

LINE公式アカウントに予約機能(Lステップの予約管理など)を組み込むと、

  • 24時間いつでも予約できる
  • 予約日が近づくと自動でリマインドが届く
  • キャンセル受付も自動で済む
  • 予約状況を職員1人が画面で一覧できる

という運用が可能になります。電話当番を置かなくてもよくなり、10〜11月の入園説明会シーズンに職員が振り回されない体制を作ることができます。

⑤ 入園を検討中のご家庭へ、自動でメッセージを順番に届ける

園選びは、保護者にとって時間のかかる決断です。見学に来たその場で決めるご家庭はほとんどなく、多くは何園か見比べながら、数週間から数ヶ月かけてゆっくり決めていきます。

この検討期間に園との関係を細く長く保てるかどうかで、最終的にどこを選んでもらえるかが変わります。ステップ配信(友だち追加後に自動で順番に届く仕組み)を使い、

  • 1通目:見学のお礼と、園の保育理念
  • 2通目:1日のスケジュールと、給食・おやつへのこだわり
  • 3通目:卒園した子たちの小学校での様子
  • 4通目:入園申し込みの流れと締め切り

という順序で届ける設計にしておくと、「他園と比較しているうちに自園のことを忘れられてしまう」という事態をかなり防げます。

⑥ 保育士採用(求人情報の配信+応募までの導線づくり)

保育士さんの採用難も大きな課題になっています。求人媒体に高い掲載料を払い続けてもなかなか応募が来ない、見学までは来てくれるけど採用までいかない…そんな状況に心当たりのある園は多いはずです。

LINE公式アカウントを「保護者用」と「求職者用」に分けるか、タグ機能を使って住み分けて、

求職者向けには、

  • 採用説明会・園見学の日程のお知らせ
  • 1日の働き方が分かる動画や資料の配信
  • 実際に働いている保育士さんのインタビュー
  • 応募フォームへの直接リンク

を届ける流れを作ります。応募までの心理的なハードルを下げることができ、保護者向け運用と同じアカウントで組めるので追加の費用もかかりません。

⑦ リッチメニューに「園のすべての情報」をまとめる

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面の下に常に表示されているタイル状のメニューのことです。

1タップでホームページ・予約画面・お便り・年間スケジュール・入園案内などへ飛ばせるので、保護者から見ると「園のことはLINEを開けばすべて分かる」という状態が作れます。

また、Lステップなどの拡張機能ツールを導入することで、「在園児保護者用」「入園検討中保護者用」といったように、相手によって自動で表示内容を切り替えることも可能です。

ここがポイント
この7つの使い方は、別々の施策ではなく、ひとつのLINE公式アカウントの中で組み合わせるのがおすすめです。目印(タグ)で保護者・入園希望者・求職者を分けて、それぞれに合った導線をひとつのアカウントの中に構築しましょう!
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連絡帳アプリとLINE公式アカウントの違い

すでにCoDMON・ルクミー・kidsly等の連絡帳アプリを入れている園からは、「LINEまで入れる必要があるのか?」という疑問がよく出てきます。

結論からお伝えすると、この2つは役割を分けて使い分けるのがおすすめです。

観点 連絡帳アプリ
(CoDMON/ルクミー等)
LINE公式アカウント
主な利用者 在園児の保護者 在園児の保護者+入園希望者+求職者
主な用途 連絡帳・登降園記録・写真共有・保育料管理 情報配信・予約・問い合わせ窓口・集客・採用
個別チャット 限定的(機能による) 1対1チャット可能
属性別配信 原則不可 タグで細かく切り分け可能
外部公開性 在園児家庭の閉域 誰でも友だち追加できる(集客可)
導入コスト 月額数万円〜 無料プランあり/拡張ツール併用で月数千〜数万円
強み 記録・帳票・写真の業務管理 外向きの情報発信・関係作り

連絡帳アプリは「在園児のご家庭との内側の業務管理ツール」、LINE公式アカウントは「園の外向きの窓口+業務の入口をまとめるツール」、という位置づけになります。

連絡帳アプリで保育の記録・帳票・写真管理を、LINE公式アカウントで集客・採用・お知らせ・予約・問い合わせを担うというふうに役割を分けて使うのがおすすめです。

ここに注意
「同じ情報を連絡帳アプリとLINEの両方に流す」という運用は、職員の手間が二重になってしまうので避けましょう。在園児のご家庭への個別連絡は連絡帳アプリ、園全体へのお知らせ・外向けの情報・予約・採用はLINE──この切り分けを最初の運用ルールで決めておくのが原則です。

保育園・幼稚園がLINE公式アカウントを始める時に気をつけたい3つのこと

個人情報・プライバシーの扱い

保育園・幼稚園は、お子さんの名前・保護者氏名・連絡先など、特に丁寧に扱うべき個人情報を日常的にお預かりしています。LINE公式アカウントを使う場合も、

  • 友だち追加時に取得する情報の範囲を、あらかじめ書面で説明して同意をいただく
  • 1対1チャットで得た情報の保管ルールを園内で決めておく
  • 災害時など例外的な運用ルールを文書化しておく

の3点は、最低限整えてから運用を始めてください。

配信頻度と「保護者の生活時間」への配慮

配信が多すぎると、保護者は「通知が鳴り続けてしんどい園だな」という印象を持ってしまいます。逆に少なすぎると、せっかく友だちになってもらった関係が遠くなっていきます。

目安としては、在園児の保護者向けが週1〜2回、入園希望者向けが月2〜3回、求職者向けが月1〜2回です。配信の時間帯は朝7〜8時頃か、夜19〜21時頃のいずれかがおすすめです。

担当者を決めて、運用ルールを紙1枚にまとめる

いちばん多い失敗が、「とりあえず始めてみた→担当者がはっきりせず途中で更新が止まる→結果として園の信頼を落としてしまう」というパターンです。

始める時には、メイン担当1名・バックアップ1名を決めて、配信内容の承認の流れ、緊急配信の判断権限、何かあった時の連絡経路を、A4の紙1枚にまとめておきましょう。

ここに注意
LINE公式アカウントは「設定して終わり」のツールではありません。日々の配信と毎月の数字の振り返りを続けられる体制が組めない場合は、始めるタイミングを少し後ろにずらすか、外部の運用代行を併用する判断のほうが、現場の負担としては正しいことがあります。
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保育園・幼稚園のLINE公式アカウント始め方の5ステップ

始める時の流れを、現場で混乱が起きにくい順番で5ステップにまとめました。

ステップ 内容 目安期間
STEP1 まずは目的の優先順位を決める
(集客/業務改善/採用のどれを最初に動かすか)
1週間
STEP2 運用担当・承認の流れ・配信頻度のルールを紙1枚にまとめる 1週間
STEP3 LINE公式アカウントを開設し、拡張ツール(Lステップ等)を入れるか決める 1〜2週間
STEP4 目印(タグ)の設計・リッチメニューの設計・最初の配信文面づくり 2〜3週間
STEP5 在園児の保護者・入園希望者への友だち追加の案内とテスト配信 1〜2週間

すぐに7つの使い方を全て実行する必要はありません。優先順位の高いもの(多くの園では「欠席・遅刻連絡の窓口化」と「リッチメニューの整備」の2つ)から始めて、運用が安定してきたら順番に広げていきましょう。

ここがポイント
「3ヶ月後にどんな状態になっていたいか」を最初に決めてから設計に入るのが、結局いちばんの近道です。先に機能から考え始めると、現場の負担だけが増えて成果が見えにくくなりがちです。
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まとめ

LINE公式アカウントは、保育施設の集客や業務改善に非常に効果的なツールで、導入される法人も急増しています。

「自分の園でも使ってみたいけど、何から始めたらいいのだろう?」「導入にはいくらくらいかかるんだろう?」など疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。Lステップ正規代理店である弊社の認定マーケターがご相談を承ります!

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