【お迎え前後のサポートと関連サービス利用を伸ばす!】ペットショップのLINE活用法5選

お迎えを待っているお客様への情報発信が後回しになって、引き渡しまでに気持ちが冷めてしまう…
生体販売の後、ペットホテルやトリミングなど他のサービスにつながらない…
本記事では、ペットショップでLINE公式アカウントとLステップを使い、お迎え前の飼い主さんへのサポート・引き渡し後の飼育フォロー・関連サービス(ペットホテル・トリミング・用品)への動線を同時に進めるための具体的な活用法を5つに整理しました。
生体販売だけで終わらず、長期的な関係を仕組みで作る運用設計を、現場知見をもとに順番に解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
ペットショップがLINE公式アカウントを使うべき4つの理由
ペットショップの集客は、ECサイトとの価格・品揃え競争、お迎え前の購買意欲維持、引き渡し後の関係性継続、関連サービスへの動線設計など、様々な課題があります。

① ECサイトとの競争で実店舗の強みをどう発揮するか
ペット関連商品はAmazon・楽天など大手ECサイトの品揃え・価格には勝てない領域があります。実店舗の強みは「飼育相談ができる」「実物を見て選べる」「生体販売とアフターサポートまで一気通貫」の3点です。
LINE公式アカウントで日頃から飼育相談やお役立ち情報を届け続けると、ECには真似できない「相談できるお店」という関係性が積み上がります。
② お迎え前(出産待ち・引き渡し待ち)の購買意欲維持
ペットショップ特有の課題が、子犬・子猫の出産待ちや引き渡し待ち期間です。お迎えまでに数週間〜数ヶ月の待機があり、その間にお客様の気持ちが冷めると、引き渡し時のお迎え見送りや、引き渡し後の関係性の希薄化につながります。
LINEで成長記録の共有・お迎え準備の案内・先輩飼い主さんの体験談を届け続けると、お迎え当日までお客様の気持ちを切らさずに保つことができます。
③ 引き渡し後の飼育サポートが関係性を左右する
子犬・子猫の引き渡し後、新米の飼い主さんは「夜鳴き」「ご飯を食べない」「しつけがうまくいかない」など多くの不安に直面します。この時期に丁寧なサポートがあるかどうかで、ペットショップが「単に売って終わりのお店」になるか「一緒に育てる伴走者」になるかが決まります。
LINEで成長段階に合わせた飼育サポート配信を組むと、お客様にとってかかせない存在になります。
④ 関連サービス(ペットホテル・トリミング・用品)への動線設計
ペットショップの多くはペットホテル・トリミングサロン・用品販売を併設していますが、生体販売のお客様がそのまま関連サービスに繋がっていないケースが少なくありません。
LINEで「初めてのトリミングのご案内」「夏休みのペットホテルご案内」など、ペットの成長段階や季節に合わせた案内を仕組みで送ると、1人のお客様あたりのLTVが大きく変わります。
ペットショップのLINE運用で押さえたい3つの軸
ペットショップでLINEを始めるなら、最初に下記の3軸を意識して設計しましょう。
| 軸 | 目的 | 代表施策 |
|---|---|---|
| 新規集客・お迎え前フォロー | 店舗相談予約からお迎え当日までの伴走で購買意欲を維持 | 飼育相談予約フォーム、お迎え前ステップ配信、成長記録の共有 |
| 引き渡し後の飼育サポート | 新米飼い主さんの不安に寄り添い、関係を長期化 | 引き渡し後ステップ配信、成長段階別配信、しつけ・健康相談 |
| 関連サービス併用(LTV向上) | ペットホテル・トリミング・用品販売との連動で1人あたりLTVを伸ばす | 関連サービス案内、季節キャンペーン、定期予約リマインド |
この3軸はバラバラに動かさず、ひとつのLINE公式アカウントの中で同時に進めます。Lステップなどの拡張ツールを使うと、お客様ごとに目印(タグ)をつけて、ペット種類・成長段階・関連サービス利用状況など複数の切り口で配信を組み分けられるようになります。
ペットショップのLINE活用法5選
ここからは、ペットショップで実際に効果が出やすい使い方を5つご紹介します。
① 飼育相談・店舗相談予約をLINEで完結させる
ペットショップへのお問い合わせは「子犬の見学予約」「飼育相談」「お迎えの段取り確認」など多岐にわたります。電話対応は店内のお客様対応と重なるとつながりにくく、お客様にとってもハードルが高い行動です。
LINE上で予約フォームを完結させると、お客様は普段使い慣れたLINEで気軽に相談でき、店舗側も24時間自動受付・自動リマインド・キャンセル対応まで仕組みで回せます。
- 「ご相談内容(子犬見学/子猫見学/飼育相談/用品の相談/その他)」「ご希望日時」「現在の飼育経験」「ご連絡先」など、店舗対応の準備に必要な項目に絞る
- 予約日の前日に自動リマインドを送り、当日キャンセルを減らす
- 見学予約の前日に「お会いいただく子犬・子猫のご紹介」「持ち物・ご家族で来店時の注意点」を自動配信し、お客様の安心感を高める

予約システムと連携させ、相談内容別や来店店舗別に予約URLを分けておくと、受付の振り分け作業がなくなります。
② お迎え前(出産待ち・引き渡し待ち期間)のステップ配信で気持ちを切らさない
子犬・子猫の引き渡しまでに、出産待ちなら数ヶ月、生後の引き渡し待ちなら2ヶ月程度の待機期間が発生します。この間にお客様の気持ちが冷めると、お迎え当日のキャンセルや引き渡し後の関係性希薄化につながります。LINEでお迎え前のステップ配信を組むと、お客様の期待感を保ったままお迎え当日まで伴走できます。
- ご予約直後:「ご予約ありがとうございます。お迎えまでの流れと、当店からのご案内」を配信
- 定期(週1〜2回):成長記録の写真や動画、お母さん犬・お母さん猫の様子の共有
- お迎え1ヶ月前:「お迎え準備チェックリスト」(必要な用品・お部屋の準備・初日の過ごし方)
- お迎え1週間前:「最終確認のご案内」(当日の流れ・お引き渡し書類・初日のケアのポイント)
- お迎え前日:当日のリマインドと心構えのご案内

お迎え待ち期間に「自分のために情報を届けてくれるお店」という体験を作ることが、引き渡し後の関係性の質を決めます。
③ ペット種類・成長段階別の属性別配信で「自分宛てのメッセージ」を作る
全員に同じ内容を一斉配信していると、徐々に開封率が落ちてしまい、ブロックに繋がります。LINE上でお客様ごとに目印(タグ)をつけて、属性別に配信内容を分けるのが基本です。
ペットショップでよくあるセグメント分けは次のとおりです。
- ペット種類別:犬/猫/うさぎ・小動物/鳥/観賞魚・爬虫類
- 犬種・猫種別(犬種ごとのケアのコツが大きく異なるため)
- 成長段階別:お迎え前/パピー期(生後2〜6ヶ月)/成長期(6ヶ月〜1歳)/成犬・成猫期/シニア期
- 関連サービス利用状況別:用品購入のみ/トリミング利用/ペットホテル利用/全サービス利用
- 飼育経験別:初めての飼い主さん/多頭飼い/飼育経験10年以上のベテラン

たとえば「お迎え1ヶ月後の柴犬を飼い始めた初めての飼い主さん」にだけ「柴犬の社会化期に大切な3つのポイント」を配信すると、汎用的な配信よりも開封率と関連サービスの利用率が大きく改善します。
属性に合った内容を配信すると、「自分のことをわかってくれているお店」という印象が積み上がり、長期の関係性と紹介に繋がります。
④ 引き渡し後の飼育サポート配信で「一緒に育てる伴走者」になる
子犬・子猫の引き渡し直後は、新米の飼い主さんが最も不安と疑問を抱える時期です。夜鳴き・ご飯・トイレ・しつけ・健康管理など、相談したい場面が次々と発生します。この時期にLINEで丁寧なサポートを届けると、ペットショップが「売って終わりのお店」から「一緒に育てる伴走者」へと立ち位置が変わります。
- 引き渡し当日:「お迎えおめでとうございます。最初の3日間で気をつけたいこと」を配信
- 引き渡し1週間後:「お家での様子はいかがですか」のフォロー+初めての健康チェックのご案内
- 引き渡し1ヶ月後:「社会化期に大切な3つのこと」+ワクチン接種・健康診断のリマインド
- 引き渡し3ヶ月後:成長段階に合わせたしつけのコツとフードの切り替えのご案内
- 毎月の節目:「今月の○○ちゃん、こんなことが上手になっているかも」のご案内+ご相談受付

不安が大きい時期にこそ丁寧に向き合うことで、長期の関係性と、関連サービスの自然な利用に繋がります。
⑤ 関連サービス(ペットホテル・トリミング・グッズ)の案内とお役立ち情報の定期配信
ペットホテル・トリミングサロン・グッズ販売を併設している店舗も多いかと思います。LINEで成長段階や季節に合わせて関連サービスをご案内すると、1人のお客様あたりのLTVが大きく変わります。
- 初めてのトリミング案内(生後3〜6ヶ月のタイミング)
- ペットホテルのご案内(夏休み・年末年始・ゴールデンウィークなどの繁忙期に先行案内)
- 季節ごとのケア情報(夏:熱中症対策/冬:乾燥と寒さ対策)
- 定期購入のリマインド(フード・トイレシートの残量目安)
- イベント案内(しつけ教室・健康相談会・写真撮影会など)

配信の作り込みすぎは、労力がかかってしまい続きません。1テーマ200〜400字程度で、写真や動画を1つ添える程度のシンプルな構成にすると、無理なく月2〜3回のペースを維持できます。
関連サービスの「営業」ではなく、ペットの成長と飼い主さんの生活に寄り添う「ご提案」として届けることが、自然な併用利用につながります。
貴社の業種に合わせた戦略を一緒に設計します。
ペットショップがLINE運用で失敗する3つのパターン

LINE公式アカウントとLステップは便利ですが、設計を誤ると効果が出ません。ここではペットショップの現場で起きやすい失敗パターンを3つご紹介します。
失敗① お迎え前のフォローが薄くて気持ちが冷める
ペットショップ特有の最大リスクが、お迎え待ち期間のフォロー不足です。お客様は「予約したのに連絡が来ない」「成長記録が見られない」と感じると、不安と寂しさで気持ちが冷めてしまいます。また、引き渡し当日のお迎え見送りや、引き渡し後の関係性希薄化につながります。
LINEで定期的な成長記録の共有・お迎え準備の案内・お客様からの質問受付を仕組みで送ると、お迎え待ち期間が「楽しみが膨らむ期間」になります。手作業で個別対応するのは現実的でないため、Lステップなどの拡張ツールでの自動化が基本です。
失敗② 関連サービスへの動線設計がなく購入後の関係が途絶える
ペットホテルやトリミングを併設していても、生体販売のお客様が自然にそちらに流れていかないと宝の持ち腐れになります。引き渡し後に「何のサービスがあるのか」「いつ使うべきなのか」が分からなければ、お客様は他店のサービスを使ったりECで完結したりしてしまいます。
LINEで成長段階や季節のタイミングに合わせて関連サービスをご案内する仕組みを組むと、1人のお客様あたりのLTVが大きく変わります。営業色を出さず、ペットの成長に必要な節目として「初めてのトリミング」「夏休みのお預かり」をご提案する設計がポイントです。
失敗③ 売り込み配信ばかりで「広告チャネル」と認識される
「セール開催中」「新商品入荷」のような告知ばかり配信していると、飼い主さんは「広告チャネルだな」と判断して開封しなくなります。告知系の配信を送るのは問題ありませんが、季節のケア情報・しつけのコツ・スタッフが日々のペットと過ごす様子などのお役立ち配信とのバランスを取りましょう。
目安は「告知系配信1回につき、お役立ち配信2回」のペース配分です。告知偏重になると、ペットショップとしての信頼感が損なわれ、関連サービスの利用にも悪影響が出ます。
貴社の業種に合わせた戦略を一緒に設計します。
ペットショップのLINE運用 導入5ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にLINE公式アカウントとLステップを導入する流れを5ステップで整理します。
| STEP | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 1 | LINE構築の設計図を作る(属性タグ・配信シナリオ・お迎え前後のステップ設計) | 1〜2週間 |
| 2 | LINE公式アカウントとLステップの初期設定、予約システム・関連サービス管理との連携 | 2〜3週間 |
| 3 | リッチメニュー・お迎え前後ステップ配信・属性別配信シナリオの初期構築 | 2〜3週間 |
| 4 | 店内QR・予約受付時のご案内・既存顧客への一斉配信で友だち追加導線を整備 | 3〜4週間 |
| 5 | 月次の配信運用と数値振り返り(開封率・関連サービス利用率・お迎え当日キャンセル率の変化を確認) | 2〜3週間 |
最初の月で5つの施策をすべて動かす必要はありません。まずは「① 飼育相談予約のLINE完結」と「② お迎え前ステップ配信」の2つから始めて、運用が安定したら属性別配信や引き渡し後の飼育サポート配信に広げていきましょう。
よくある質問

Q1. 何から始めればよいですか?
まずは「飼育相談・店舗相談予約のLINE完結」と「お迎え前ステップ配信」の2つから始めるのがおすすめです。
Q2. 引き渡し後のお客様との関係を維持するには、どのような配信が効きますか?
引き渡し直後から成長段階に合わせた飼育サポート配信を組むのがおすすめです。「夜鳴き」「ご飯」「しつけ」など、新米の飼い主さんが直面する不安に寄り添う情報を定期的に届けることで、長期の関係性と関連サービスの自然な利用に繋がります。
Q3. 個人経営の小規模ペットショップでも運用できますか?
可能です。まずはLステップのフリープランから始めるのがおすすめです。
まとめ
ペットショップのLINE運用は、お迎え前から引き渡し後、そして関連サービスの利用まで、お客様とペットに長期的に寄り添う関係を仕組みで作る手段です。「お迎え前のフォローが追いつかない」「引き渡し後の関係が薄くなる」「関連サービスへの動線がない」という悩みは、5つの活用法を一つずつ動かすだけで、ペットショップの集客と1人あたりLTVが大きく改善する可能性があります。
「自店で何から始めるべきか具体的に整理したい」「お迎え前後のステップ配信の設計を相談したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。100社以上の支援実績を持つLステップ正規代理店の認定マーケターが、貴店の状況に合わせた最適な運用プランをご提案します。
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