【LINE作る前に要チェック】LINE構築の設計図を作成する方法

- LINE公式アカウントを導入したものの、あまり機能を使いこなせていない気がする
- 外注したが、成果が出ない
もしあなたが今、設計図がない状態でLINE構築を進めようとしている、あるいは既に構築してしまったなら、それは家を設計図なしで建てようとしているのと同じくらい危険な状態です 。
なぜなら、LINE構築は皆さんが想像する以上に複雑で、設計図がないと構築にかけた時間も費用も無駄になってしまう恐れがあるからです 。
本記事では、90社以上の支援実績から導き出された、LINE構築で確実に成果を出すための「設計図」の作り方と、設計図に含めるべき3つの重要ポイントを徹底解説します!
独学で構築したり、業者に構築を外注する前に、必ず「設計図の重要性」を理解してくださいね!
LINE構築における「設計図」とは?
まず、LINE構築における設計図とは、一般的にイメージされる「要件定義書」や「仕様書」とは異なります 。
設計図の定義
LINE構築の設計図とは、「友だちの行動に合わせた全ての分岐とアクションを可視化したマインドマップ」のことです 。
LINEの特徴は、友だちの行動によって動きが変化する点にあります。(例えば、友だち追加したら自動で挨拶メッセージが表示されたり、1日後に別の配信が届いたり、リッチメニュータップしたらチャットボットが表示されたり…。)
この複雑な分岐を整理し、可視化したものが設計図です。
この設計図を初期段階で作成しておくことで、LINE構築後のエラーを防ぎやすくなります!
例えば、設計図では以下のような細かな行動分岐まで設定します。
- 友だち追加の流入経路(店舗QRコード、Instagram、HPなど)によって、送るメッセージを変える。
- 店舗QRコードから来た場合でも、「初回来院」か「2回目以降の来院」かで送る特典やメッセージを変える。
- 来院後、4時間後にアンケートを配信し、1ヶ月以内に再来院がない方にはリマインドメッセージを送る。
つまり、設計図とは友だちの行動パターンを全て予測して、それに対する最適なアクションを事前に決めておくためのものなんです。
簡単にいうと、設計図はLINEで成果を出すための魔法のレシピと言っても過言ではないわけですね!逆に言えば、これがないと確実に迷子になります。
設計図がないと失敗する2つの理由
設計図なしでのLINE構築は、時間と費用の無駄遣いになり、成果が出ない場合は結局最初から作り直す必要が出てきます。
理由①複雑すぎて途中で「迷子」になる
LINE構築は、友だちの属性、行動履歴、流入経路に応じてメッセージを出し分ける「タグ付け」や「シナリオ分岐」などの機能を組み合わせる必要があります 。
設計図がない状態で構築を始めると、途中で「この人にはどのメッセージを送るんだっけ?」「このタグはいつ付けるんだっけ?」と混乱し、最終的に中身がよく分からないLINEアカウントが完成してしまいます 。
理由②成果が出ない時に「改善」ができない
実際に、他社に構築を依頼したが成果が出ず、弊社にリニューアルの相談が来るケースでは、クライアント自身もアカウント内で何がどうなっているか把握できていない状態が頻繁に見られます 。
新規顧客に既存顧客向けのメッセージが送られるなど、複雑な状態に陥り、結局は一から作り直すことになります 。
一方で、設計図を作成してから構築したアカウントは、成果が出なかった時もボトルネックとなっている部分のみを特定して修正できるため、PDCAを効率よく回すことができます。
失敗しない設計図に必要な3つの重要ポイント
LINE構築の設計図を作成する上で、最も核となるのが次の3つのポイントです 。これらを事前に設計することが、成果を出す鍵となります。
- シナリオ設計
- リッチメニュー設計
- タグ・友だち情報設計
一つずつ解説していきます。
ポイント① シナリオ設計
シナリオ設計とは、一言で言うと「誰に」「何を」「いつ」配信するのかを事前に決めておくことです 。
なぜシナリオ設計が重要かと言うと、LINEマーケティングで効果を最大化するには、「適切なタイミングで適切なメッセージを送ること」が不可欠です 。
例えば、来店直後にアンケートを送るのと、1週間後に送るのでは回答率が全然違いますよね。また、新規の友だちに送る内容と、既存の友だちに送る内容も変えた方が反応率が変わりそうですよね。
- 友だち追加直後 : おすすめメニュー診断などで興味を引く。
- 診断結果に応じて : 施術メニューを提案し、予約に誘導する。
- 来院後4時間後 : 来院アンケートを配信し、ホットなうちにフィードバックを回収。
- アンケートの評価に応じて分岐 : 「良かった」人にはGoogle口コミを依頼、「改善が必要」な人にはLINE内でヒアリングする 。
- 期間経過後 : 90日間来院がない人には自動でリマインド配信を行う 。
この「誰に」「何を」「いつ」配信するのかを事前に設計しておくことで、効果が高い配信を自動化出来るというわけです。
ポイント② リッチメニュー設計
リッチメニューはLINE画面の半分を占めており、LINE公式アカウントの「顔」となる重要な広告スペースです。
多くの企業が「会社概要」「お問い合わせ」といったありきたりな内容にしていますが、これでは友だちはタップしません!
リッチメニュー設計では、ゴールから逆算して、友だちの不安を取り除くためのコンテンツを戦略的に配置します。
- すぐに無料相談を申し込まない層のために、「この企業は他社とどう違うのか?」「実績はあるのか?」といった不安を解消するコンテンツを配置する。
- 例:「サービス概要(他社との違い)」「動画で学ぶ(ノウハウ)」「導入事例(実績)」などを設置し、信頼度を高めてから無料相談へ誘導する。
ポイント③ タグ・友だち情報設計
設計図作成の3つ目のポイントが「タグ・友だち情報設計」です。正直、これが設計図において一番重要な部分です。
タグ・友だち情報とは、Lステップなどの拡張機能ツールと連携し、友だちごとの属性(性別、年代など)やLINE内での行動履歴(リッチメニューのタップ、アンケートの回答など)を一人一人ラベル分け・計測する機能のことです。
これにより、「どこから登録したのか」「何に興味があるのか」「何回来店しているのか」といった友だちの状況を詳細に把握できるようになります 。
- 「Instagramから流入したが、まだ一度も来院していない友だち」を絞り込んで限定クーポンを配信する。
- 「誕生月が〇月で、過去に1回以上来院したことのあるお客様」に絞り込んで誕生日クーポンを配信する。
タグ・友だち情報を設計することで、LINEマーケティングの本質である「一人一人に最適化されたコミュニケーション」を実施できるようになります!
具体的な設計図の作り方<動画>
それでは、初心者でも簡単に作れる設計図の作成方法を、操作画面をお見せしながら解説していきます。今回は「MindMeister」というツールを使って、設計図を作っていきます。
ぜひ、動画を見ながら一緒に操作してみてください!(本編13分44秒:具体的な設計図の作り方)
まとめ
LINEは、YouTubeやTikTokなどと違って、他の友だちにどんな配信が送られているのか、その施策が成果を出しているのか、リサーチがしづらい媒体です。だからこそ、見よう見まねで運用しても成果が出ません。
全ては設計の時点で差が付いています。今回学んだ「設計図」の作り方を実践すれば、確実に競合他社との差別化ができ、LINE構築で失敗するリスクも圧倒的に下がります。
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