Lステップは本当に必要?デメリットと導入判断の基準を徹底解説!

ステップって、うちにも必要なんでしょうか
導入しても結局使いこなせるかが心配で…
LINE公式アカウントの拡張ツールであるLステップは、配信の自動化から顧客ごとの分析まで幅広く行えます。ただし、導入すれば成果が出るというものではありません。設計に手間がかかるため、使いこなせないまま、費用だけがかさみ続けることもあります。
そこで、この記事では、Lステップの料金とデメリットを整理したうえで、導入すべき会社と、いま見送ってよい会社の条件を、Q&A形式で解説します!
Lステップは無料で使えますか?
使えます。2025年6月に追加されたフリープランは月額0円で、月間200通まで配信できます。
シナリオ配信は1個まで、タグは10個までという制限がありますが、管理画面の操作感や配信の作り方はここで確認することができます。
Lステップの料金はいくらですか?
フリー0円・スタート5,000円・スタンダード21,780円・プロ32,780円の4プランです(いずれも税込・月額)。
初期費用と初月料金は全プラン0円です。
プランの違いは、月間の配信通数と使える機能の範囲にあります。
Lステップの4つのプラン
| プラン名 | フリープラン | スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 初月料金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 月契約(税込) | 0円 | 5,000円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
| 月間配信数 | 〜200通 | 〜5,000通 | 〜30,000通 | 〜50,000通 |
必要なプランは友だち数と配信頻度で決まる
友だち1,000人に月4回配信すると月4,000通程度で、スタートプランの範囲に収まります。
友だちが1,000人を超えると月12,000通ほどになり、スタンダードプラン以上が必要です。
プランの選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
LINE公式アカウントと合わせて月いくらですか?
Lステップを使うには、LINE公式アカウント側の料金も別途かかります。合算で見ておかないと、想定より費用が膨らむことがあります。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントは3プランです。無料で送れるメッセージの通数が違い、超えた分は追加料金がかかります。
| プラン名 | コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
|---|---|---|---|
| 月額固定費(税込) | 0円 | 5,500円 | 16,500円 |
| 無料メッセージ通数(月) | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
| 追加メッセージ料金(税込) | 不可 | 不可 | 〜3.3円/通 |
Lステップと合わせると月いくらになるか
両方の料金を足すと、規模ごとの月額は次の4パターンに分かれます。まず試す段階なら0円、友だちが1,000人までなら1万円台に収まります。
| パターン | Lステップ | LINE公式 | 合計月額(税込) |
|---|---|---|---|
| まず試す | フリー(0円) | コミュニケーション(0円) | 0円 |
| 友だち1,000人まで | スタート(5,000円) | ライト(5,500円) | 10,500円 |
| 友だち1,000〜3,000人 | スタンダード(21,780円) | スタンダード(16,500円) | 38,280円 |
| 流入経路分析まで使う | プロ(32,780円) | スタンダード(16,500円) | 49,280円 |
Lステップのデメリットは何ですか?
設計と構築に時間がかかることです。費用の面はフリープランで試せるようになったため、以前ほど大きな障壁ではなくなりました。
設計に1〜2ヶ月かかる
Lステップの特徴は、顧客ごとの行動を記録して配信を出し分けられることです。誰が購入したか、何回購入したか、どの経路から登録したかといった情報を分けて扱うことができます。
ただし、この分析を行うには事前にタグ付けやスコアリングの設定が必要です。シナリオ配信を組むときも、誰に・どのタイミングで・どの内容を送るかの分岐を一つずつ決めていきます。
弊社が支援する場合も、設計から公開まで1〜2ヶ月をみています。
設計の進め方は、以下の記事にまとめています。
作った後、運用する人が必要になる
注意点としては、「構築して終わりではない」ということです。配信の反応を見て、文面や配信のタイミングを変えていく作業が続きます。担当者が決まっていない状態で導入すると、初期設定のまま配信が止まってしまうので、注意が必要です。
Lステップで何ができますか?
配信の効果を数字で追えること、友だちを分類して配信を出し分けられること、その2つを組み合わせて登録から購入までを自動化できることの3つです。
① 購入率や配信の反応率を計測する
配信ごとの開封やクリック、その後の購入までを追うことができます。どの配信が反応につながったかが分かるため、次に何を送るかを数字で決められるようになります。
② 友だちの状況に応じて配信を分ける
年齢や地域などの属性、過去の開封やクリックといった行動、アンケートの回答内容で友だちを分類することができます。
分類したグループごとに別の内容を送れるため、全員に同じ配信を送る場合より反応が上がりやすくなります。
③ 登録から購入までを自動化する
最初の設計を作り込んでおけば、友だち登録から商品購入、リピートまでの流れを自動で回すことができます。属性に応じた配信も自動で出し分けられるため、担当者が毎回手を動かす必要がなくなります。
実際に配信を出し分けて予約率が変わった例
弊社が支援している美容クリニックで、お正月にキャンペーンのバナーを配信したときのことです。最初、バナーを見て予約した方は全体の14%でした。
しかしこのとき、バナーをタップしたのに予約しなかった方が残っていました。このような方達は、「興味はあるものの、申し込むかどうか迷っている層」です。
Lステップではこの「タップしたが予約していない」という条件で友だちを絞り込めるため、その方たちにだけ「お悩みがあればチャットで相談に乗ります」という配信を追加で送りました。
同じキャンペーンでも、全員に同じ内容を送り直すのではなく、迷っている層だけに別の内容を送ることで予約率が変わりました。この出し分けが、Lステップを使う場面です。
このクリニックでは配信の設計を続けた結果、リピート客の割合も変わりました。以前は7割が新規客でしたが、現在は8割がリピート客です。
詳しい経緯は、以下の対談記事でお話しいただいています。
ポイント
特にLステップが効くのは、配信を出し分ける場面がある事業です。全員に同じ内容を送るだけなら、あまり意味がありません。
どんな会社が導入すべきですか?
次の4つに当てはまる会社です。
① LINEで集客を強化したい会社
すでにLINE公式アカウントで友だちを集めており、次の一手を探している場合です。顧客に合わせた内容を送り分けることで、同じ友だち数でも反応が変わります。
② リピートを重視する会社
美容クリニック、整骨院、スクールのように、来店や受講が繰り返される業態です。前回の来店からの日数で配信を出し分けられるため、Lステップの機能がそのまま売上につながります。
③ データを見て改善したい会社
広告やチラシの効果を測りたい場合です。流入経路分析を使うと、どの経路から登録した友だちが購入まで進んだかを分けて見ることができます。
④ 予約管理と顧客管理をまとめたい会社
実店舗で予約を受けている場合です。予約と顧客情報をLINEの中で一元管理できるため、電話や予約ノートとの二重管理がなくなります。
貴社の業種に合わせた戦略を一緒に設計します。
導入を見送ってよいのはどんな会社ですか?
次の3つに当てはまる場合は、今すぐに導入する必要はないかもしれません。
① 配信が月1回のお知らせだけで足りる会社
全員に同じ内容を送るだけなら、LINE公式アカウントの一斉配信で足ります。配信を出し分ける場面が無いため、Lステップの機能を使う場所がありません。
② 友だちがまだ100人に満たない会社
分析は母数がないと成立しません。友だちが100人に満たない段階では、開封率やクリック率の差が偶然の振れ幅に埋もれてしまいます。まずはLINE公式アカウントで友だちを集めるところから始めてください。
③ 運用する担当者が決まっていない会社
注意が必要なのはこの場合です。作った後に触る人がいないと、設計した配信がそのまま止まります。担当者を決めるか、構築と運用を外部に任せるかを先に決めておいてください。
外注する場合の費用は、以下の記事で解説しています。
まとめ
Lステップはすべての会社に必要なツールではありません。判断の基準は、配信を出し分ける場面があるかどうかです。
2025年6月にフリープランが追加され、0円で試せるようになりました。費用を理由に迷っているのであれば、まずフリープランで管理画面を触ってみてください。そのうえで、設計に1〜2ヶ月かける価値があるかを判断できます。
「自社にLステップが有効か判断がつかない」「導入したいが運用できるか不安だ」という場合は、無料相談をご利用ください。Lステップ正規代理店の認定コンサルタントが、貴社向けの設計図をお作りします。
貴社の業種に合わせた戦略を一緒に設計します。
