【今さら聞けない】Lステップとは?LINE公式アカウントとの違いを徹底比較!
最近、Lステップを導入している企業が増え始め、広告でも目に入る機会が増えてきました。 しかし、Lステップとは一体なのか、そしてLINE公式アカウントとどう違うのかについて、まだ十分に理解されていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これまで60社以上の企業にLINEマーケティング支援を行ってきた実績をもとに、LステップとLINE公式アカウントとの違いを徹底比較していきます。
LINE公式アカウントはすでに導入しているけれど、上手く活用できていないという方にもピッタリの内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
Lステップとは?
Lステップは、LINE公式アカウントにLステップを連携することでLINE公式アカウント自体の機能を拡張させる拡張機能ツールです。
車に例えるなら、LINE公式アカウントが車本体であれば、Lステップは自動運転機能やカーナビが搭載されたシステムというイメージです。
LステップはLINE社ではなく株式会社マネクルが開発したツールで、Lステップ単体ではツール利用はできません。
Lステップの利用料
Lステップの利用料はこちらです。3つのプランがあり、いずれも初月無料となっています。
(参照:料金について | Lステップ公式 https://linestep.jp/lp/01/plan.html)
Lステップの3つのプラン
Lステップには、スタート・スタンダード・プロの3つのプランがあります。
プランによる違いは、主に友だちに配信できる通数と使える機能の多さです。
通数については上記の表にある通り、
スタートプラン:5000通
スタンダードプラン:30,000通
プロプラン:50,000通
となっています。
機能の違いについては下記コラムにて詳しくご紹介しているので、是非ご覧ください。
LINE公式アカウントとLステップの3つの違い
LINE公式アカウントとLステップの違いは大きく3つに分けられます。
①顧客管理機能
②配信機能
③分析機能
それぞれについて詳しく解説していきます。
違い①顧客管理機能
LINE公式アカウントを利用されている方は、このようなお悩みはありませんか?
・友だちの顧客情報や対応状況を詳細に把握できていない。
・友だちの予約管理を手動で対応していて大変…。
LINE公式アカウントは、顧客情報や予約管理などを手動で対応しなくてはいけないというデメリットがあります。
一方、Lステップでは以下のような機能が利用可能です:
✅ アンケートで収集した顧客情報が、自動で友だちアカウントと紐づく
✅ カレンダー予約機能を活用することで、LINE内で予約対応できる
✅ 予約情報も自動反映され、予約日まで自動でリマインド配信してくれる
このように、Lステップは顧客管理や顧客対応の大部分を自動化できるため、業務効率化に非常に効果的です。
さらに、Lステップは以下のような機能も備わっています。
✅ 顧客の行動履歴(配信のタップ、リッチメニューのタップなど)が確認できる
✅ 行動履歴に応じて、顧客を自動でランク分けできる
例えば
・リッチメニューをタップしたら+1
・配信のリンクをクリックしたら+5
・アンケートに回答したら+10
といったように、友だちのアクションを加点的に記録していくことで熱量の高い顧客を発見することができます。そのため、熱量の高い顧客には個別チャットなどで追加対応するなど、成約率を高める施策を取ることができます。
違い②配信機能
LステップとLINE公式アカウントには、配信機能に3つの違いがあります。
属性の種類
LINE公式アカウントの場合、
性別・年齢・居住地・OS・友だちになってからの期間
この5つのみ区分けができます。
それに対してLステップは、属性の種類に制限がないのが特徴です。
例えば、クリニックの場合、肌の悩みと身体の悩みで配信すべき内容が異なりますよね。また、人材紹介業でも、希望職種によって配信すべき内容が変わります。
そういったお客様の属性や状況に合わせて、自由に配信を区分けできるのがLステップの特徴です。
属性情報の取得方法
LINE公式アカウントの場合、LINE社が独自の判断で属性を振り分けます。つまり、100%正しい属性ではないということです。
対してLステップは、友達からアンケートを収集し、それを元に配信を区分けするので、正しい配信の区分けができます。
配信に必要な人数
LINE公式アカウントの場合、100人以上の友だちがいなければ配信はできませんが、Lステップは1人からでも配信が可能です。
違い③分析機能
LINE公式アカウントは
・配信の開封率
・URLのクリック数
・どこから友だち追加されたか
などの基本的な分析が可能です。
しかし、以下のようなデメリットがあります。
☑️ 20件以上の流入がないと数値確認ができない
☑️ 分析画面で表示できる期間は90日間まで
☑️ 誰がどこから流入されたかまでは紐付けされない
そのため、分析データが蓄積されづらく、ざっくりとした定量的な数値しか取れないということになります。
上記のようなデメリットは、Lステップにはありません。
また、Lステップは
・複雑な流入経路の分析
・クロス分析
が可能です。
Lステップの流入経路分析とクロス分析って何ができるの?
流入経路分析
流入経路分析は、友だちがどのような経路でLINE公式アカウントに登録したのかを分析する機能です。YouTube、チラシ、Instagramなど、媒体ごとに流入経路を計測することができます。
そのため、最も費用対効果の高い集客チャネルを特定し、マーケティング予算を最適に配分することができるようになります。
さらに、この機能の優れている点は流入経路ごとにあいさつメッセージやシナリオを変えることができるということです。
例えば、飲食店の場合
SNSからLINE登録 ▶︎ 初回来店用のクーポン配布
お店でLINE登録 ▶︎ 再来店用のクーポン配布
といったことが可能です。
クロス分析
クロス分析は、複数の要素を組み合わせて分析する機能です。
【クロス分析の例】
流入経路 × 性別
流入経路 × 購入者
購入者 × 年齢
購入者 × お悩み
下の図は【流入経路 × 購入者】でクロス分析を行った場合の例です。このように、どの媒体から購入されやすいかを把握できるため、費用対効果の高い広告がわかり、中長期的に広告コストの削減に繋がります。
Lステップの導入事例
ここまでLINE公式アカウントとLステップの違いについてご紹介しましたが、Lステップ導入後のイメージがまだ湧かないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今までLINE公式アカウントを使っていた方がLステップを導入した結果どのように変化したのかをご紹介します。
猫専門ペットショップ(株式会社B-CaLL様)の事例
課題:
YouTubeチャンネルからの問い合わせ急増による顧客対応の負担増大
解決策:
LINE内に情報を集約し、お客様自身で情報を取得できるように
カレンダー予約機能を活用し、LINE内で予約管理
飼育相談の有料化
結果:
スタッフの負担軽減
効率的な顧客対応の実現
美容クリニック(東京美容医療クリニック様)の事例
課題:
LINE公式アカウントの活用が限定的(チャットのみで配信していない)
新規顧客が全体の7割で、リピーターが少ない
解決策:
Lステップ導入による顧客状況に合わせた配信の区分け
結果:
1回の配信で170名予約獲得
リピーターの急増(新規20%、リピーター80%)
新規集客のための広告コストの削減
スピリチュアル系事業者様の事例
課題:
サブスクリプション型商品の平均契約期間が短い(45日間)
解決策:
会員の継続期間に応じたアフターフォロー配信の実施
継続している方へ特典を用意し配信
結果:
平均契約期間の大幅延長(45日間→90日間以上)
このように、Lステップの導入によって、顧客管理の効率化、配信の最適化、そして詳細な分析を踏まえて戦略をとることが可能になります。
最後に
ここまでご紹介した通り、Lステップは顧客管理機能と分析機能に優れたツールです。
しかし、Lステップの活用方法は業種や企業の課題によって変わってきます。
・自社でどのように活用したら良いのか?
・そもそもLステップを導入すべきか?
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